癌と化学療法 43/4 2016年4月号

癌と化学療法 43/4 2016年4月号

目次

総説

最新がん個別化医療―臨床シークエンスのバイオインフォマティクス―
加藤 護

特集

分子標的治療薬の併用療法の可能性(一部臨床試験ベース)
乳癌に対する分子標的治療薬の併用療法の可能性
岡野舞子ほか
悪性黒色腫
宇原 久
大腸癌に対する分子標的治療薬どうしの併用療法の現状と可能性
舛石俊樹ほか
肺癌の分子標的薬の併用療法
矢野聖二

Current Organ Topics

Melanoma and Non-Melanoma Skin Cancersメラノーマ・皮膚癌
総括
斎田俊明
Ⅰ.メラノーマ―病態と診断・治療の最新情報―
並川健二郎
Ⅱ.有棘細胞癌と基底細胞癌―病態と診断・治療の最新情報―
門野岳史
Ⅲ.皮膚リンパ腫―病態と診断・治療の最新情報―
濱田利久

原著

Pegfilgrastim併用による乳癌Dose-Dense EC療法の経験―安全性と忍容性―
渡邊健一ほか
大腸癌穿孔の臨床病理学的検討
宇高徹総ほか

症例

Mohs軟膏と薬物療法による切除不能進行乳癌の局所制御
西谷 慎ほか
放射線化学療法から手術療法へ移行した食道アカラシアに合併した胸部食道癌の1症例
森本智紀ほか
術前Docetaxel,Cisplatin,S-1療法にて組織学的CRが得られた吻合部再発胃癌の1例
鶴田祐介ほか
術後Virchowリンパ節再発に対してS-1単剤によりCRを得た胃癌の1例
田中慎一ほか
術前化学放射線療法施行後門脈合併切除によりR0切除を施行し得た局所進行膵癌の1例
中野亮介ほか

短報

鰹だしの末梢血流増加作用を利用した手足症候群の予防効果の検証
上村顕也ほか

特別寄稿 第53回日本癌治療学会学術集会 特別緊急シンポジウム 現状では市販後自主的臨床試験が日本から消えるかも!

はじめに
佐治重豊
1.自主的地域型臨床試験グループOGSGでの実績と将来展望
辻仲利政
2.標準治療は治験ではなく,研究者主導の市販後臨床試験により確立される
島田安博
3.臨床試験実施グループに対する緊急アンケート―臨床試験組織の立場から―
古河 洋
4.抗がん剤: 適正使用のためのエビデンス創出を考える―育薬における製造販売後臨床試験の役割―
稲垣 治
5.大規模がん臨床試験の国家戦略的推進
外山千也
6.市販後臨床試験の危機に対する製薬企業の反応―アンケート調査結果―
中島聰總
7.市販後臨床試験を知ろう,声を上げよう!―患者に合った有効で安全な治療法を得るために―
濱本満紀
特別発言
田口鐵男
「特別寄稿」を終わるに当たって
佐治重豊

アナウンスメント

第21回日本病態プロテアーゼ学会学術集会
第37回癌免疫外科研究会
第27回日本在宅医療学会
第38回日本癌局所療法研究会
第29回日本バイオセラピィ学会学術集会総会
日本頭頸部癌学会第7回教育セミナー